2024年9月13日発行の小学館の雑誌「DIME 2024年11月号」に当社の調査データが掲載されました。
Data Time Travelというコーナーで、お米に関する1000人アンケートのデータを使用していただきました。
DIMEはビジネスパーソンが一番知りたいモノ・コト・ヒトを深掘りし、より実用的で仕事や暮らしに役立つ情報が掲載されているビジネストレンドメディアです。
是非お手に取ってご覧ください。
今回記事内で取り上げて頂いた1000人アンケートの
「一番好きなお米のブランドは何ですか?」を含め、
お米に関する統計をまとめた記事を当社のデータ活用なうブログで公開しておりますので是非ご覧下さい。
消費量が減っても日本人はお米好き
年間消費量はピーク時の半分以下
農林水産省によると、お米の1人当たりの年間消費量は約50kg。ピークだった1962年(昭和37年)が118kgですから、半分以下の水準に落ち込んでいます。これに伴い、最近ではお米の1世帯当たりの消費金額は、パンより少なくなってしまいました。
この背景は①食生活の多様化②少子高齢化③世帯構造の変化などによるもので、この傾向は今後も加速すると予想されています。 以下は、ナビットが全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に実施した「お米について」アンケートのレポートです。
9割以上が、お米は「好き」と回答
【調査】
質問:お米(お米を炊いたご飯)は好きですか?
お米は「好き」と「どちらかといえば好き」を合わせると94.3%と、回答者の9割を超えました。「好きではない」と「どちらかといえば好きではない」の合計は、わずか1.4%でした。お米の消費量は減っていますが、お米と日本人は切っても切れない関係にあることがわかります。
一番好きなお米のタイプは「白米」が6割超
【調査】
質問:一番好きなお米のタイプは何ですか?
一番好きなお米のタイプは「白米」がトップで割合は63.2%。次いで多かったのは「白米に穀物(五穀米など)を混ぜる」で17.9%でした。
一番人気のブランドは「コシヒカリ」
【調査】
質問:一番好きなお米のブランドは何ですか?
ブランドでは「コシヒカリ」と回答した人が最も多くて、3分の1を超えて37.1%。ほかのブランドは一桁下がって、「あきたこまち」「ゆめぴりか」などが挙がっています。
購入する場所は「スーパーマーケット」半数超
【調査】
質問:どこでお米をよく購入していますか?
購入する場所は「スーパーマーケット」が最多で54.0%と半数を超えています。次いで多いのが「インターネット・通販」で11.7%。「農家から直接」も10.5%と根強い人気があることを示しています。一方、「お米屋さん」はわずか3.3%。昔は、ご近所のお米屋さんで買うのが普通でしたが、すっかり主役の座を降りてしまいました。
お米を選ぶポイントは「価格」「味」「ブランド・産地」
【調査】
質問:お米を選ぶ際に重要視している点とその理由は何ですか?
フリー回答(価格:安く手に入れたいからなど)
フリー回答なので、主なキーワードを抽出・集計し、延べ件数を表示したのが棒グラフです。
「価格」がトップで、370件を超えました。「味」「ブランド・産地」がこれに続きました。このほか「無洗米」「無農薬」「新米・鮮度」を挙げる回答も目立ちました。
フリー回答(原文のまま)の一部をピックアップして紹介します。
「いつも決まったものを買います。同じものが安く出ているのを広告で探しながら、買いに行きます」
「価格と味です。割安で買えます。農家から直接買ってますのでほかの品種と混じらない。冷蔵庫で保管しているお米を必要な分だけ精米して来てくれるので年間通じて味が安定してます」
「手が荒れてしまうため無洗米を重要視しています。とても簡単に御飯が炊け、洗う手間が省けるので愛用しています」
官民が連携して取り組むお米の消費拡大
最初に紹介したように、お米の消費量はこの半世紀、確実に減少してきました。そして、このまま放置すれば、これからも減少傾向は続くと予想されています。
このため、旗振り役の農林水産省はさまざまな消費拡大への取り組みを行っています。
・米飯学校給食の推進
・ご飯食の健康面への効用発信
・米産地と中食・外食事業者とのマッチング推進
例えば、米産地と中食・外食事業者との契約栽培によって、コンビニなどでの消費は増加傾向にあるそうです。
また、農家と消費者を結ぶ活動行っている全農・JA(Japan Agricultural Cooperatives)グループが「ごはんを炊く」をテーマにした動画を投稿するキャンペーン「ご炊こうチャレンジ」を、積極的に応援しています。
食料自給率(カロリーベース)が4割弱と言われる日本。その中で米の自給率は97%と言われています。大事にしたいものです。
1000人アンケート
今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。
1000人アンケートとは
「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。
調査モニターの中心は、30~50代の女性です。
消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
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