お中元の由来
「お中元」と言えば、夏に親族など親しい方や取引先などに贈り物をする習慣を思い浮かべることでしょう。
この言葉は、中国の旧暦「中元・7月15日」に由来しており、日本では仏教の「お盆」と結びついて、先祖を供養する日として広まりました。上元(1月15日)、下元(10月15日)と合わせて「三元」と呼ばれます。
現在の「お中元」は、お世話になった方に上半期の感謝の気持ちを伝えると同時に下半期の健康を願って、季節の贈り物を通じてご挨拶をするという意味を持っています。そして年末には、1年間の感謝を込めて贈る「お歳暮」という習慣もあります。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「お中元」についてアンケートを実施しました。
お中元を贈るのは3分の1
【調査】
質問:今年お中元を贈りますか?(対象者:1,000人)
今年お中元を贈ると回答した人の割合は3分の1の334人でした。
贈る件数は「1件」が最多
【調査】
質問:お中元を何件贈る予定ですか?(対象者:1,000人)
お中元を贈る件数は「1件」が最も多くて112人。贈る予定の人の合計(313人)のうち約35%に当たります。
購入場所は「オンラインショップ」と「百貨店」
【調査】
質問:お中元をどこで購入しますか?(対象者:1,000人)(複数回答可)(回答数:1067)
お中元を購入する場所を複数回答可で質問したところ、贈る人の回答数は392。そのうちのトップは「オンラインショップ」の144人で、続いて「百貨店・デパート」129人、「スーパー」57人という結果でした。尚、上位3つを合わせると330人で、送る人の回答数(392)の8割を占めました。
贈る商品は突出して多いものはなし
【調査】
質問:お中元は何を贈る予定ですか?(対象者:1,000人)(複数回答可)(回答数:1238)
複数回答可で質問した贈る商品については、飛びぬけて多いものはなく、1位の「洋菓子」が88人。「酒類」56人、「ハム・肉類」47人、「ジュースなどの飲料」43人、「和菓子」42人などと、多様な商品が並んでいます。
贈る際に気を付けるのは相手のこと
【調査】
質問:お中元を贈る際に気を付けていることは何ですか?(対象者:1,000人)(フリー回答)
お中元を贈る際に気を付けることで最も多かった回答は、当然でしょうが「相手」のこと。回答の一部を原文のまま紹介しましょう。
・相手の家族構成、生活形態や好みなどを考慮に入れて選ぶ。
・贈る相手の方が喜ばれる物を選ぶ。
・賞味期限の長いものを選ぶ。
・日持ち、冷蔵や冷凍品ではないこと。
・沢山あっても困らないものを選ぶ。
お中元市場、コロナ禍を機に変化?
矢野経済研究所が発表している「ギフト市場に関する調査」によると、小売金額ベースのギフト市場は、コロナ禍の始まった2020年には10兆円の大台を割りましたが、21年以降は大台を回復して堅調に推移しています。
この中で、お中元の占める金額は次のようにじわじわと減っています。
2019年 7210億円
2020年 6930億円
2021年 6910億円
2022年 6820億円(見込み)
2023年 6650億円(予測)
この背景としてまず考えられるのは法人需要。コロナ禍で在宅勤務が増えた結果、法人がお中元をやめたり減らしたことがあげられます。しかし、この金額の推移を見る限り、目に見えて減ったわけではなく、コロナ禍中の「会えない」から「会えるようになった」現在も、お中元市場は底堅いとの見方もされています。
ネット時代ということもあって、百貨店業界などでは、お中元を商機ととらえて、「カタログギフト」に力を入れたり、「お中元」という言葉を抑え気味して「変化」を意識した商戦を展開しています。
「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能
1000人アンケート価格表
ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!